ウォーキングと美味しいもの

歩いた街や見つけた美味しいもののメモなど

名古屋、伊勢、名古屋

一ヶ月前になるけれど仕事で名古屋へ。金曜朝からの仕事だったため、木曜夜から前泊。これはもう味仙へ行くしかないと新幹線に乗りながら、頭の中は小袋、青菜炒め、台湾ラーメンで一杯。名古屋に到着。早速味仙、ではなくその前に軽く飲める店を探した。味仙は一軒目ではなく、他で飲んでちょっと酔ったくらいで好きなものを一杯注文して無心で食べるのが幸せだと思うからだ。そんなことを考えながら今池を歩いていていた時に見つけたのが、貝専門店「さかもと」さん。

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日本酒が好きなものが多かった。奈良のみむろ杉を飲みながら美味い貝をつまむ。

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貝の盛り合わせのほか、長崎産の牡蠣も。酒田で食べた岩牡蠣は瑞々しく飲み物みたいだったけどこれはかなり濃厚。とろっと口の中に旨味が溢れ出る。

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小さなテレビがあって、野球中継を見ながらお酒を飲んでいたらお店の方も隣の常連さんも皆ドラゴンズファンのようで、誰々が出場できない理由がわからない、来週観戦に行くんだ、と盛り上がっていて、ああ名古屋にいるんだなと感じた。カウンターには漫画や雑誌もあって、手にとってパラパラ読みながら何杯か飲んだ。静かでマイペースに飲める良いお店だった。味仙では好きな日本酒を飲むことができないから、その前にこの店はいいんじゃないか。良いお店を見つけたぞということで、良い時間になったので味仙へ向かう。

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1人で入ると大体案内される入口近くの席で焼酎ロックを。味は特別美味いってものでもないけれど、この量としっかりと冷えてるのが好きでよく頼む。ビールもいいけれどすぐお腹一杯になってしまうから、最近はこの焼酎や紹興酒にすることが多い。

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料理は最初は小袋。ああーーーこれだ、これ。半年ぶりかそれ以上か……この食感とこの辛さが味仙の小袋。堪らない。小袋を噛み締めながら飲む焼酎が最高で、

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定番の青菜炒めも。それからこの日はアサリ炒めも。

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そして最後に台湾ラーメン。いつも通り完璧。

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***

 

二日目。午前中に仕事を終えた。そのまま帰っても良かったけれど土曜日がたまたま空いていたので行ったことが無かった伊勢へ行ってみることにした。その前に、名古屋へ行くと言ったら何人の方から是非行ってほしいと教えてもらった伏見の「大甚 本店」に寄る。開店10分前には長い行列ができていた。居酒屋で並ぶというのが新鮮。なんとか、一巡目で入れて酒を頼んだ。お酒は樽の香りがいい。薄暗い店内も雰囲気がある。

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料理は自分で置かれているものを取って、最後に精算をしてもらう形式。刺身がどれもこれも想像以上に新鮮で美味しかった。

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それからイカを煮たもの。店内は暑かったけれど汗を流しながら燗を飲んだ。ああ良い。

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料理が全て美味しくてどんどんお酒が空く。

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穴子もタレがいい。1人で飲んでいたら同じく1人飲んでいた隣のおじちゃんと仲良くなった。聞けば前から来たかったけど、いつも別の店で飲みすぎてしまい来れなかったという。なんだそれはと思いつつも『今回来れて本当に良かった、美味しい美味しい…』とすごく幸せそうだったので自分も嬉しくなった。正面のお兄さんは飲みすぎたのか放心状態。ぼーっとしている。右見ても左見ても酒好きだらけでなんだか楽しい。

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お会計はそろばんで計算。かなり飲んだ気がするけれど3000円ちょいだったはず。安すぎだろう。行列ができるのも納得。またいつか来たいなあ。

 

名古屋から伊勢神宮のある伊勢市までは1時間半強。たっぷり飲んだから電車に乗るやいなや寝て、危うく乗り過ごしそうになるくらいに熟睡した。あっという間に伊勢市駅。まだお酒がやや残っていたけれどせっかく伊勢に来たのだから…とタクシーに乗っておすすめのお店まで連れて行ってもらった。海幸というお店。なんだか忘れたけれど、地酒を頼んで

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あわびのバター焼きや伊勢海老という伊勢っぽいものを贅沢に愉しんだ。

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最後食べた伊勢うどんが気に入った。元々麺はコシがあるほうが好きで柔い麺はなんとなく苦手に思っていたけれどこれは好き。卵を崩して一気に啜る。

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***

 

翌朝は早起きし伊勢神宮を外宮、内宮と歩いた。途中に見つけた店であわびと伊勢うどんを食べた。

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▲途中買ったラムネ。涼しげ。

 

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▲気持ち良い川沿い

 

伊勢を後にしてまた名古屋へ。そのまま東京まで戻るのも面倒なので、この日は大須の辺りに宿を取った。そして、名古屋最後の夜はやはりまた味仙で〆ることにした。今回は矢場店へ行こう。味仙は店ごとにちょっとずつ味が違うのもおもしろい。

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また味仙の前に飲める店を探していた時に見つけたお店が最高だった。「日本酒処 またたび」。4月末にオープンしたという新しいお店だ。

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日本酒の品揃えはもちろん、この後味仙に行くんですと言ったら『いいなあ、自分も行きたいなあ、行っちゃおうかなあ』という自然体な若い店主の人柄が良い。日本酒の品揃えもよくて、店主自体がすごく日本酒が好きなのがわかる。一緒に新政を開けて美味いですね、これと感動しあった。作や山の井、一白水成、他にも色々飲んだ。次、名古屋行くときも絶対寄りたいなあ。店主は昼は「路麺えんそば」というお店で働いているそうでそこの蕎麦もこのお店で食べられる人気メニューとのこと。次は是非蕎麦もいきたいがそしたら味仙行けなくなりそうなので悩ましい。

日本酒処 またたび - ホーム | Facebook

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そして飲んだ後に矢場の味仙。紹興酒を飲みながらまた小袋から。今池のに比べると酸味がありさっぱりしていて辛さは控えめ。

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余裕があったので大好きなニンニクチャーハンも。

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そして台湾ラーメン。

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名古屋、伊勢、名古屋というか、味仙、伊勢、味仙だった3日間。やっぱり味仙は何度食べても好きだなと思う。ちょうどよい位置に美味しいお酒を飲める店も見つけてしまったのでまた近々行こうかなと考え中。 

 

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