もう4月。春だ、花見だ、桜を見ながら美味い日本酒を飲みたいなあ、と思っていた時にタイミングよく届いた、「fukunomo」。
fukunomoは日本酒に詳しい人もそうでない人も、新しいお酒とおつまみとの美味しさに出逢えるプロジェクト。福島は全国日本酒鑑評会受賞数1位を誇る、日本一の酒どころです。その福島から毎月酒蔵を選び、その酒蔵がセレクトする自慢のお酒とおつまみをセットでお届けします。飲みやすく高い品質でありながらも個性豊かなお酒とフードのマリアージュを、ぜひ毎月お楽しみください。
(fukunomo)
月一で福島の美味しいお酒とそのお酒に合うつまみが送られてくる、という「fukunomo」。先日クラウドファンディングで資金を調達して、今回が遂にその第一弾の発送とのこと。(fukunomoの方々とは先日福島の大七酒造へも一緒に訪問させていただき、美味い日本酒を堪能。楽しかった。)
早速ダンボールを開けてみる。
今月の酒蔵「大七酒造」というパンフレットの下には「クリームチーズのみそ漬け」、「紅葉漬」、「みそ漬生姜」、という間違いなくお酒が進みそうなおつまみが。「日本酒は水で薄めて飲んでいい - エルの楽園」の記事を書いたaliliputさん(先日実際にお会いした時も本当に日本酒が好きなんだな、と感じる女性で話していて楽しかった。)が運営に携わっているということで絶対美味いつまみが来るんだろう、と期待していたけれど予想以上。これは四合瓶軽く2〜3本いけちゃいそう。そして今月のお酒、大七酒造の「雪しぼり」!
真っ白なボトルが美しい。(先日福島で見つけた「山の井」の白がめちゃくちゃ美味かった、って以来、白いボトルの日本酒ってだけで惹かれる。)『雪しぼり』って名前がまた素晴らしい。冬季限定のお酒。
生酛造りの豊醇なしぼりたて原酒。新酒ながらも練り上げられた密度の濃さに、生酛ならではの風格を感じるでしょう。フレッシュで力強い酒躯と新鮮な料理の出会うとき、酒と料理とが渾然としてたまらない美味しさです。(冬季限定)
(大七ショップ)
フロスティーボトルはなんとも涼しげで、『雪しぼり』というネーミングからは、寒造りから生まれる、清らかで、みずみずしい印象を与えてくれる。精米歩合は69%だけど、香りにはどことなく吟醸風味を感じるフルーティーさもかねそなえている。
夜まで待って父、母と一緒に飲もうかと一瞬思いつつも、外は良い天気。これは少し時期的には早いけれど今年初の「お花見」するしかないのでは?いや、4月は休みないから今するしかない。時計を見ると14時。まだ日が暮れるまで時間がある、ということで急いで準備をした。クーラーボックスに日本酒とつまみ(一番持ち運びしやすそうなクリームチーズを選んだ。)を入れて、家を出た。向かったのは鎌倉の「源氏山公園」。まだまだ桜は見頃ではないと聞いていたけれど、多少は咲いているのでは、と期待をしながら。
銭洗弁天を通りすぎてさらに登る。この坂、いつも思うけれど本当にきつい。が、後ちょっと頑張れば桜を見ながら美味い日本酒を飲むことができる、と想像して気合いで登り切った、到着して、公園内を見てみるとやはりまだまだ見頃では無かったけれど、一部良い感じに咲いている桜もあった。良かった、花見できそうだ。満開じゃないから人もあまりいなくて、案外よいタイミングだったかも。
さて、と。桜が近くにあるベンチに荷物を置いて、いざ1人お花見スタート。
どんなものか、わくわくしながら「雪しぼり」を開けた。持参したガラスの酒器にお酒を注いで、最初の一口。ああ美味い。瓶を開けた瞬間から、良い香りがふわっと感じられて、「おおっ」と思ったけれど口に入れるてみてもとにかく香りの良さが素晴らしい。華やかな香りの日本酒が好きだって人におすすめしたい。
おつまみの「クリームチーズのみそ漬け」。軽く食べるつもりがあまりの美味しさに、全て食べきってしまった。濃厚なクリームチーズと日本酒が合うこと合うこと。味噌の風味が強いのかな?と想像していたけれど、ほのかに香る感じなので香りの良い「雪しぼり」との相性もばっちり。さすが。あ、クリームチーズと言えば、いぶりがっこも持ってくれば良かった。
1人ぼーっとしながら、美味い雪しぼりを飲みながら、福島のつまみを楽しむ。今年初の花見。素晴らしい1日になった。fukunomoさん様様(お酒はもちろん、それに合うつまみがセットになっているのが嬉しい。自分で選ばないからこその新しい出会い、発見がある。)。また実際に福島に行って、美味いお酒を飲みたいなあ。4月は忙しいけれど5月以降は時間ができるはずだから、日本酒が美味い居酒屋探訪にいこうかな。fukunomo、来月のお酒とつまみは何になるのだろう。これからが、ますます楽しみだ。
源氏山公園
住所:神奈川県鎌倉市扇ガ谷1丁目