3日目は夜まで予定が無かったため、朝から昼までサウナと水風呂、外気浴を思う存分楽しみ、12時前になり昼飯にしようと外へ出て以前から気になっていた鱗町のタベルナ・ガッパへ向かった。ランチコースを注文し、昼ビール。サウナ上がりのビールが美味い…!
前菜はトウモロコシの冷たいスープにサーモンのマリネ、ゴーヤが入ったイタリア風のオムレツ、ゴルゴンゾーラチーズに蜂蜜をかけたもの、生ハムとモッツアレラチーズ。一つ一つどれも美味しい。特にゴルゴンゾーラチーズはチーズの強烈な香りと蜂蜜の甘さの相性最高。トウモロコシのスープはつぶつぶが残りフレッシュで甘くてこれもいい。
パスタはポルチーニ茸のタリアテッレに。厚くスライスされたポルチーニ茸は柔らかくて、香り豊か。平たいタリアテッレにソースがしっかり絡む。大好きなタイプのパスタだ。コース料理だと大体お腹一杯になりすぎるけれど、量もちょうどいい。
メインは氷見アンコウのトマト煮込みにした。爽やかなトマトソースにもっちりとしたアンコウ。思わず白ワインをおまかせで頼んだら合う…。残ったソースはパンにつけて、ワインがすすみもう一杯。
仏産子羊モモ肉のグリルも一口もらったけれど、こちらも超絶品…。
そしてデザート。パンナコッタが今まで食べたことない美味しさだった。
お店の方々もとてもいい雰囲気でまた金沢の好きなお店が増えた。金沢は魚介類が美味い、だけでなく野菜が本当に美味しいなと最近よく思う。だから、東京ではそんなに行かないイタリアンも行く気になる。何気ない野菜が感動するくらい美味しかったりするのが楽しい。ビールとワインを昼から飲んでいい気分でホテルに戻って、昼寝。(贅沢な旅先の過ごし方)
起きてすっきりしたら、風呂を浴び、18時からお店を予約していただいていたので、17時半にホテルを出て歩いて向かった。
お店は先日オープンしたばかりという日本酒バル 金沢酒趣。連れて行ってくれたSさんと店主の山上さんが知り合いで、山上さんは菊姫にて能登杜氏四天王の農口杜氏に師事し、26年間日本酒造りに携わってきたという方とのこと。落ち着いた優しい雰囲気の方だった。
お酒は早速、店主おすすめの2種飲み比べをいただき、
つまみには金沢の夏といったら、とSさんが言うどじょうを。香ばしく、どじょうに甘いタレと山椒がぴったり。お酒がすすむすすむ。(写真撮り忘れたけれどマヨネーズ不使用のポテトサラダが非常に美味しかったな…)
気さくなSさんの話は相変わらず面白く、また地元の人だからこそ知る金沢の話を聞くのも楽しい。おまかせで頼んだお酒もどれも美味い。この東京のお店向けにつくったという菊姫のにごりが好みストライク。
それから数杯、たっぷり飲んでSさんと楽しい時間を過ごしてまた来月会うことを約束して別れた。
飲むのをメインにしていため、つまみ程度しか食べてなかったのでもう1軒いこう、と考えおでんやスペインバルと迷い、久しぶりにあのラーメンが食べたいなと思い向かったのが桃郷酒家。
それからこのお店はなんと言ってもこのネギラーメン。葱の旨味がこれでもかというくらいに染み出たスープとそのスープが絡む麺、それから葱…。こんなに美味いネギラーメンは他で食べられないと思う。
そんな感じで、美味い日本酒とずっと食べたかったラーメンで大満足の夜だった。