3,000 円(税別)で日本酒が飲み放題という日本酒好きにとっては堪らない「KURAND SAKE MARKET」が12月1日に池袋、浅草につづいて遂に「渋谷」に第三号店がオープンするということで、事前に行われたレセプションにブロガー枠的な感じで招待メールをいただいたので、行ってきました。お店は道玄坂の途中にあるロイヤルホストの道を挟んだ向かいにあるビルの3F。広さとしては浅草店等に比べればやや小さめなものの、ゆっくりと日本酒が飲めそうな雰囲気はそのまま。まずは店舗責任者の坂本さんの挨拶から始まり・・
早速いつものように酒器を選び、
さて日本酒を飲もう・・と思ったら、なんと日本酒だけでなくビールも飲めるとのことなのでまず一杯目はビールにすることに。ビールは全店舗共通で、サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」。料金はなんと一杯《200円》。安すぎでしょ・・とただただびっくり。(ちなみに定価は容量は305mlで318円・・。)
今回はレセプションということで色々な料理も用意されていました。梅蘭 渋谷店 (バイラン) の前菜盛り合わせや梅蘭やきそば。
タコ ベル 渋谷道玄坂店 のタコス。
寿司や、
いかにも日本酒が進んでいきそうなおつまみまで・・。
で、早速日本酒をいただこうと冷蔵庫を見ると《全国各地のまだ表に出ていない、小さな蔵元がこだわり抜いて造る日本酒が時間無制限で飲み比べし放題の日本酒専門店》というコンセプト通り、いつものように知らないお酒ばかり。どんな味なのだろうと飲む前にわくわくできるし、例えば「フレッシュで爽快なタイプ」、「コクと旨みのあるタイプ」等、大まかな特徴が書かれているので、選びやすい。
この「KAZMA」という日本酒は3号店のオープンを記念して、石川県数馬酒造とKURANDで《毎年仕込みの段階で酵母菌を変えることで、「毎年、味わいが変わる」》という今までに無い全く新しいコンセプトで共同製造企画したとのこと。今年は、金沢酵母「K-14」を使用。すべて地元、能登産。中々面白いお酒でしたので是非、お店で飲んでみてください。
それからはいつものように気になったお酒をどんどん試す。まずは青森の安東水軍。白神山地から湧き出た水を仕込み水として製造されているお酒は、かつて「十三湊」を本拠地とし栄えた「安東水軍」から名前をつけたとのこと。
あなたは安東水軍をご存知ですか。 奥州の戦乱、前9年、後3年に安倍頼時、貞任父子はともに敗れ、北天の星といわれる貞任の遺子、高星丸は故地東日流に逃れ忍住。 その子孫は東日流の荒ぶる海を眺めやがて十三湊に栄えて安東水軍となる。 東日流(津軽)十三湊を本拠に北日本の雄・安東水軍は、唐に工師を派遣して航法や造船技術を習得、卓越した匠達を帰化させ大船を建造し、 この大船で北国の幸を満載して日本全国はもとより、唐・天竺等に交易し巨利を得た。 安東の富は各地の神等へ寄進され平泉金色堂のまばゆいばかりの威容は安東水軍によって支えられたと言う。 平泉から東日流日本海沿岸(十三湊、鯵ヶ沢湊、深浦湊)に至る道は、まさしく黄金ロードと言っても過言ではない。
そして「陣屋」。これがこの日飲んだ中で一番気に入ったかなあ・。福島県白河市の有賀醸造が醸した大吟醸。
「蔵人たちの夢」。
そしていつもお店に行くと飲む秋田の「阿櫻」。やっぱり良いなあ。
池袋店や浅草店に比べるとややこじんまりとしているけれど、だからこそ日本酒好きな人同士の距離も縮まるような気がするし、オススメの日本酒を教えてくれる店員の方との距離も近く、相談しやすい気がする。あと「渋谷」という立地はやはりとても良く、恵比寿からも近いので個人的にもこれから時々通えるなあ。料理の持ち込みが可能、っていうこのお店ならではのメリットをいかして、今度美味しものを持って行ってみよう。自分が好きなもので、日本酒が飲み放題っていうのは、ただただ贅沢・・。ご馳走様でした&招待ありがとうございます!また、近々行きます。
◆浅草店については・・
KURAND SAKE MARKET 渋谷道玄坂店
住所:東京都渋谷区道玄坂2-9-10 松本ビル3階
電話:03-6455-0277
営業時間:17:00〜23:00(予定)
定休日:不定休 (予定)