ウォーキングと美味しいもの

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2017年11月の冬旅 〜1日目 新潟〜



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真冬の旅が一番好きなのは、単純に寒いのが好きということ、あとは「雪」。先日インタビューの機会をいただいた俳優の方は、「雪というのは最高の舞台装置なんだ」と言っていた。旅は舞台ではないけれど一緒だと自分は思う。雪のある旅は格別。真っ白な雪景色は毎年見るたびに驚きがあって、何度見ても綺麗だと思う。

だから、事前に旅先の酒田の天気予報を見た時に雪マークがあって気持ちが盛り上がった。今年初めて見る雪だ、と楽しみにして新幹線に乗っていたら、窓の外が急に真っ白になった。次の停車駅は越後湯沢。あ、そうか酒田の前に新潟か。30代になって初めて見る雪。特に何かが変わった訳でもないけれど、なんとなくきりがよくて好きな、30歳。

16時過ぎに新潟駅に到着。こちらは雪は降っていなかった。 ホテルへチェックインをして、17時ぴったりに露天風呂へ。ひんやりした空気も、あったかい温泉も気持ちよくて、極楽。

さっぱりした後は、街を歩き居酒屋を探した。夜美味いもの食べるぞ、と珍しく昼はおにぎり一個だけにしておいたから準備は完璧。21時に予約していた居酒屋に行くまでどこかで軽く飲もうとお店を探すも、気になったお店はどこもかしこも満席。数軒周った後にようやくカウンターが空いていた海彦さんへ。

お店は大にぎわい。隣の常連さんが、今日は忙しいねえ、休み前だから? と聞くとそうなのよ、とお店の女性。店主と思われる男性は、息をするのが精一杯だと笑う。なるほど、休日前だからどこも一杯だったのか。

メニューの中で気になった「女ガニ」を。佐渡産。これが美味い。特にミソが濃厚でお酒がすすむ、すすむ。しかも安くて、これで500円。

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あまりにも蟹が美味しいから今度はズワイガニを。身もたっぷり。ああ、幸せ。

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蟹二匹、お酒三合で3000円ちょい。ご馳走様でした。

二軒目は予約をしていた越後一会 十郎。1杯目は「北雪 大吟醸YK35」。華やかな品のある香り。料理は、真鱈白子。温かくてとろりと濃厚。すかさず、お酒を飲んだ。念願の白子と地酒に酔う。

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次は 「越路乃紅梅」の燗酒。

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そしてまたまた女ガニ甲羅詰めを。すっかり蟹にはまってしまった夜。ここでは蟹酢が。さっぱり。好みの味。

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美味しいもの、料理、お店の方々の丁寧なおもてなしにとてもいい気分になって、お店を後にした。飲んだ後はラーメンだ、ということで駅の反対側まで少し歩いて三吉屋 駅南けやき通り店。750円のチャーシューメンは明日以降のことを考えて、麺は軽めでお願いした。

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とても細いけれどスープがしっかりと絡み、啜るのが楽しい。また噛むのも気持ち良い麺。温かいスープの、優しい旨味が飲んだ後にじんわりしみる。チャーシューは脂身なくても旨い。何枚でも食べれそうだった。「あっさりしてて、飲んだ後にいいね」と、後輩を連れて来たと思われる格好のよい男性が言っていて、「まさに」と納得した。スープを最後まで味わってお店を出た。初日からいい旅。今日は酒田へ。

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