ウォーキングと美味しいもの

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酒田の寒鱈まつりへ



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今のところ今まで旅で訪れたどんな街よりも好きな山形の酒田。だだみ、納豆汁、夏の岩牡蠣、それから瑠璃色の海……。庄内の食べ物やお酒が好きなのは大きい。会った人も好き。ただ、単純に行くたびに、街を歩いてるだけで楽しいからなんとなく合っているのだと思う。

昨年初めて行った酒田の「寒鱈まつり」。今年も行きたいなとだいぶ前に飛行機のチケットを買って楽しみにしていたけれど、昨日の朝から雪の影響でずっと庄内行きは欠航が続いていて今日も怪しい。この時期に庄内に行くのはなかなか大変だ。

飛行機の欠航が決まる時間まで待つと、今晩鶴岡で予約した宿に着くのがだいぶ遅くなりそうなので、思い切って朝起きてすぐに新幹線で行くことに切り替えた。
時間はかかるけれど、昼に新潟で寿司食べるかと考えたら、むしろ新幹線で行くほうがいいんじゃないかという気がしてきた。

麹町から有楽町で乗り換えて、東京駅まで歩いて新幹線に乗ると、急に去年の楽しかった記憶が蘇ってきた。

walking-gourmet.hateblo.jp

いつもはラジオの音声が響くような静かな商店街が、あの時は大勢でにぎわっていたのに驚いた。いる人皆が、寒鱈汁を美味しそうに味わっていた。
鱈の身と白子がたっぷり入った濃厚な汁。雪降る中熱々の汁を啜ってその美味さに感激した。定番のものから、地元の著名なシェフがこの日のために考えてきた特別なものもあった。公園では地酒がふるまわれていて、寒鱈汁とも相性抜群。今年はどんなかなあ……そんなことを考えながら、車内で少し寝てまずは新潟に11時前に着いた。

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新潟駅に着いて鶴岡行きの特急の切符を買って、川柳というお寿司屋さんへ行った。小さなお店は常連の方が多かったけれど自然と話が弾んだ。お酒は鶴齢、お寿司は3000円の「極み」。一貫一貫手で掴み、それぞれ美味い。特に中トロ、味噌を乗っけて食べるブリは格別だった。気さくな主人は自分と同じく日本酒好きで、新潟のちょっと珍しいオススメのお酒を教えてくれた。

お店の雰囲気にすっかりはまり、また行きたいなと思った。

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居心地良い時間はあっという間に過ぎて、特急出発10分前。急いで小走りで駅に向かって、いなほに乗った。セーフ。

しばらく経ってふと窓の外見れば真っ白。

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日本海も荒れている。以前いなほで酒田に行こうとしたら運休になって代行バスに乗って行った時、窓からぼおっと見た海を思い出した。普段いるところとここまで景色が違うと、非現実感があって気持ちが高まる。

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約2時間。14時31分、無事に鶴岡に着いた。雪がひどいと聞いていたから最悪来れないかなと思ったけれどどうにか庄内、鶴岡に着いてほっとした。明日は酒田だ。午前軽く寒鱈まつり寄って昼は寿司、夜は馴染みの居酒屋。ああ楽しみ。と、その前に夜は鶴岡の湯田川温泉で「寒鱈の膳」が待っている。