鎌倉「和さび」で美味しい寿司と昼酒を楽しむ幸せな休日
土曜日は久しぶりに実家に帰った。1週間仕事が忙しく出張やら何やら色々重なり疲れたのでひたすらにのんびりする一日にすることにした。昼、何食べよう。蕎麦かな、いや久しぶりに寿司かな、と思い「和さび」へ電話したら運良く1つ席が空いていた。家を出て坂を下る。予約できた12時まで時間があったので、途中の報国寺に寄った。有名な竹林も良いけれど一本道でなおかつ混むので、さっと見て隣の庭園へ。(とにかくゆっくりしたいなら個人的には浄妙寺の喜泉庵だけれど昼に日本酒飲みたいからやめた)前日は春の様に暖かかったけれど風が冷たい。20分ほど座って本を読んで、そろそろ時間になったので和さびへ。
報国寺からは歩いて5分程のところにお店はある。静かな店内が落ち着く。冷酒から始めた。小さなお猪口。すっきりしてるこのお酒はなんだろう。
昼のおまかせコースはまずは白身魚から。 左から鯛、平鱸、石鯛、黒鯛、平目。どれも美味いけれど特に店主オススメの石鯛は脂が乗っていて特に絶品。この和さびで特徴的なのが、こじんまりとしていて硬めなシャリ。これがいくらでも食べれそうで、お酒にも合うから自分は気に入っている。硬めでも噛めば口の中で自然に崩れるというバランスの良さ。
左から肉厚な赤貝はどっしりとした噛み応え。海の香りが口の中に広がる。 それから赤貝のヒモ。ミル貝。アオヤギ。そして平貝の炙り。貝好きには堪らないコーナー。平貝の炙りは噛めばほろほろと崩れて香ばしくて、柔らかい。アオヤギの食感も最高。
すぐさまぬる燗に切り替える。
左から、コハダ。シメサバ。
ズワイガニとか中トロは文句なしにうまい。 そして最後のイカは歯切れが良く、塩でさっぱりと。
マグロはやはり良い。
最後は太刀魚、穴子、卵焼き、干瓢巻。ここまでくると結構お腹も満足。
穴子はとにかく甘くて柔らかくて幸せ。
最後のアラ汁は疲れた体に染みた。
寿司を存分に楽しんで鎌倉駅方面へ向かった。杉本観音を通り過ぎて、さらに歩いて鎌倉女子大学二階堂学舎を過ぎ、 第二小学校も過ぎて、荏柄天神社の赤い鳥居を過ぎて、岐れ道。山田屋さんで日本酒を買って引き返して坂を登り家に戻れば適度な運動量。それで家帰ったら目一杯寝る。そんな休日が贅沢。