2017年11月の冬旅 〜2日目 酒田〜
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二日目。朝六時に起きて、露天風呂へ。小雨が降る寒い朝。風呂にしっかり浸かって目を覚まし新潟駅へ。特急いなほのチケットを買った。昨年来た時は列車が運休となって、代行バスで酒田まで行ったのを思い出した。今回は大丈夫そう。ガタンガタンと走る列車の中はほとんど誰もいない。約二時間、窓の外から日本海やら田んぼやら眺めながら到着を待つ。
酒田駅に到着。もうそろそろ新鮮さはなく、懐かしいような気持ちのほうが大きい。
昼は寿司にすると前から決めていて、この日は、前々からずっとオススメしてもらっていた鈴政さんへ。いつも結局こい勢さんに行ってしまっていたけれど、今回は日数に余裕があったので、ついに。お店に入ってみると職人の方が若い。そして活気がある。落ち着いた雰囲気のこい勢との違いに少し戸惑うも、まあまずお酒を一杯。寿司はおまかせ。3000円という値段設定はこい勢と同じ。
寿司もお店の雰囲気が現れているように感じた。若々しく、はっきりとした味のものが多かった。これがまあとにかく美味くて刺激的。まずは鮪のかまとろ。いきなりお酒が進んでしまう。
ひらめの地物。塩で。
アカメフグ。ぴりっと酸味が効いている。
アジ。
真鯛ごま醤油和え。
そして色鮮やかなまぐろのづけ。見た目以上に濃厚。
地物の甘エビはねっとり甘い。
つぶがい。歯切れよい。こんなに美味しいつぶがいは初めてかもしれない。
そしていくら。
うに。
穴子、と続いた。
まだ余裕あったので、追加でえんがわ。
そして、だだみ(鱈の白子)。このだだみの軍艦を食べれただけで、酒田に来て良かったと思えるほどに美味しくて、思わずもう一つお代わり。大きいけれど、口の中に一口でいれて、噛んだ瞬間に旨味が一気に爆発するような一貫。最高だった。
蟹の甲羅詰めも一品で頼んだ。これがまた、幸せな味。
最後にお椀。なんだかんだお酒もたくさん飲んだ。いやあ、美味い。皆がオススメするのも納得した。最初は元気よい、若々しいお店の方々に驚きつつも、次第に慣れて楽しむことができた。美味しくて楽しいお店だった。また来よう。ご馳走様でした。
宿に戻って軽く休んだ後は、井筒さんへ。寒鱈祭りの時に出会い、夏も行き、もう酒田来る度に行きたいと思うお店になった。
なんといっても居心地がいいお店。横に長いカウンターはただいるだけで幸せな気分。店主もスタッフの女性の方々も本当に気さくで、しつこいけれど居心地がいい。1杯目はやはり楯野川を頼んで、お通しをいただく。この大根の煮物がほっとする美味しさだった。
ハツとレバーを焼いてもらった。いい塩加減。
イカの醤油漬けで熱燗を数合飲み、
この漬物も美味かった。
そして最後は納豆汁。大好きで最近は家でも作っている。だいぶ美味しく作れるようになったと思っていたけれど、やはり本場は違うなあ、という美味しさ。
途中から店主と会話も弾み、楽しい夜。ということで翌日もまた行くことにした。目当ては、はたはた。湯あげにするか田楽か。悩ましいなあ。